読書

「リバー」 奥田 英朗

久しぶりの読書感想となります。 ネタバレがあります。 この奥田英朗という作家、どうも評価に困る作家です。 守備範囲の狭い私ですが、作家は「まあまあ好きな方」に分類しています・・・、いました。 作家のもっとも有名であろう、空中ブランコシリーズは…

「さよなら、野口健」 小林 元喜

もうあと2か月ほどで今年も終わりますが、ここまでで今年のベストと言っていいでしょう。 読書感想です。 テレビでもお馴染みのアルピニスト、野口健の、元側近による評伝です。 あらすじにはこうあります。 「アルピニスト」野口健は怪物か、それとも善意の…

「球童 伊良部秀輝伝」田崎 健太

日米のプロ野球で活躍し、その快速球と奔放なキャラクターで知られたピッチャーの評伝です。 「評伝」とは言い切ってはいませんが、「伊良部秀輝 伝」と銘打っているので評伝と呼んでいいでしょう。 まず読む前に想像したのは、「強面でわがまま、強気な発言…

「マスカレード・ゲーム」 東野 圭吾

押しも押されぬ人気作家の最新作です。 ネタバレがあります。 作家の作品はほぼ読んでいますが、初期の作品を除き、下から数えた方が早い作品でした。 この作品は、作家の作品の中でも屈指の人気シリーズと言ってもいいもので、読むに際し、確実に及第点をと…

「ハヤブサ消防団」 池井戸 潤

前回取り上げた「天国の修羅たち」に続き、自分にとっては確実におもしろいであろうという前提で読んだ本になります。 何しろ、ここ何年かの間に出した氏の全ての作品を読んでいるし、そのほとんどがいい印象を持った作家だからです。 多少のネタバレがあり…

「天国の修羅たち」 深町 秋生

このブログを始めて以来40日ほど、数冊の本の感想を書いてきました。 その中で、この本は初の位置づけの本となります。 どんな位置づけかというと、もともと好きなシリーズで、読む前からある程度おもしろいであろうことがわかっていた本、というものです。 …

「見えない轍」 鏑木 蓮

最初に大前提を書きます。 私は読書する際は図書館で借りたりはせず、あるいは人に借りたりはぜず、はたまた古本ではなく新品を買っています。 そのうえで、言わんとすることをご斟酌ください。 ようやく読み終わりました。 読み始めたのが8/22です。 読了に…

「Fake」 五十嵐 貴久

~興信所の調査員と美貌の東大生が、浪人生を東京芸大に受からせるためにカンニングを試みる。しかし、それは罠だった。全てを失った彼等は、浪人生の父親を巻き込んで、復讐のため十億円を賭けたポーカーの勝負に打って出る~ そんなあらすじて軽快に進む、…

「あさとほ」 新名 智

久々に通常の読者感想です。 一部ネタバレがあります。 この作品は、おもしろくなかったですね・・・。 今年読んだ中では今のところワーストと言っていいでしょう。 作品は、ミステリ仕立ての超能力もの、とでも言いましょうか。 超能力ものって難しいんです…

おもしろい小説の見つけ方?

なかなかおもしろい本に出会わない、とは以前書きましたが、そんな中でも私なりのおもしろい小説の見つけ方、選び方を書いてみたいと思います。 おもしろい小説の見つけ方、選び方とは言っても、正確には「おもしろくない小説の避け方」といった方が適切かも…

「沢村忠に真空を飛ばせた男―昭和のプロモーター・野口修 評伝―」  細田 昌志

困りました。 もともとは「おもしろくなかった」本について、思うところを言うために始めたブログですが、本当におもしろくない本についての感想ばかりになりそうです。 半分は「おもしろかった」という感想にしたいところですがそんな本に全然出会いません…

「もしも俺たちが天使なら」 井岡 瞬

セレブからしか金を獲らない詐欺師、〝ヒモ歴〟更新中だが喧嘩は負け知らず、 不始末で警察を追われた元刑事。 そんなはみだし者三人の前に美しい娘が現れ、「変な男に実家が乗っ取られそう」と助けを求めてきた・・・。 そんなあらすじの、「最高にクールで…

「出版禁止 いやしの村滞在記」と「弱さじゃないよ、恋は」

「出版禁止 いやしの村滞在記」 長江 俊和 各所に伏線がちりばめられた、テクニカルなミステリ。 要所要所でグロテスク。 ネタばれあります。 作品自体は、私の好みではありません。 物語は、主人公の高校時代の「一見」淡い恋愛が起点になっていますが 恋愛…

読書について

先ほど、初の読書ブログをアップして順番が前後しますが、 私と読書について少しだけ。 読書が好き、とは言ったものの守備範囲はものすごく狭いです。 そのうえ、難解な本は全く読めません。 政治経済、思想、哲学、社会問題、環境問題・・・、 まったくわか…

「95」早見 和真

初の読書感想です。 ネタバレあります。 ブログ開設の経緯どおり、正直おもしろくなかった、という感想です。 1995年と現在(2015年)を行き来しながら進む青春小説です。 地味な主人公が、「イケてる」クラスメイトと出会い、 「イケてる」ようになっていく…