「お世話に案りまするものとする」
何言ってんだという感じですよね。
これは私が仕事のメールで「お世話になります」とタイプするときによくやってしまう誤タイプしてしまったときの言葉です。
どういうことか説明します。
日本語をタイプするときに、例えば「な」なら普通は「N」、「A」とタイプしますが、私はこの2文字を「N」+「A」とはタイプせずに「NA」と一連の文字として間隔を空けずに入力するように心がけているのです。
「N」+「A」が8ビートなら「NA」は16ビート、しかも「N」が前の小節の末尾にゴーストノート的に打たれた16ビートのイメージです。
もっと言うとフラムです。
まあようするに、「子音」+「母音」を素早く一連の動作として入力しようとした結果、「A」が「N」を追い越してしまい「お世話になります」が「お世話に案ります」と変換されるという話です。
そして、「するものとする」ですが、これは以前私が仕事で堅苦しい書類を作っている際に「~するものとする」と何度もタイプしているのにいい加減うんざりして、辞書機能で「す」の変換先として「するものとする」を登録したことによる誤変換です。
結果生まれたのが「お世話に案りまするものとする」です。
ということでこの誤変換はもはや私の中でスタンダードになっています。
ところで、先述の一連の動作で入力する、という話、これは日常の他の些細な場面でも行われています。
例えばエレベーターのボタンを押すとき。
エレベーターの前に到着する最後の1歩を着地する直前に「↑」あるいは「↓」を押すのです。そう、前の小節の最後の16部にゴーストノートを入れるがごとくです。
そうすると、あくまで歩くという行為のみが行われ、ボタンを押すという行為はその中に飲み込まれ、一連の行動が滑らかになるような気がするのです。
そんなこと考えずに仕事に集中しろ、という話です。