あなたはもう忘れたかしら

「私」に言いたい。

 

「あなた」は都会の絵の具に染まってなんかいません。

 

なぜ「私」に別れを告げたか。

 

「私」が「いいえ」ばかり言っているからです。

 

否定から入ってばかりいるから「あなた」は「私」にうんざりしたのです。

 

そういう意味では、「あなた」には都会で恋人なんてできていないので安心してください。

 

 

 

そして、また別の「私」に言いたい。

 

赤い手ぬぐいマフラーにして横町の風呂屋に行ったことを忘れる人はいませんよ。