トーナメントのからくり

サッカーワールドカップ、盛り上がってますね。

かくいう私も毎週末プレミアリーグの観戦を楽しみにしているくらいにはサッカーが好きなので、プレミア勢の活躍を勝手に誇らしげに見ています。

 

そして大会はいよいよ決勝トーナメント、ベスト16が出そろいました。

ということは、大会は全日程の4分の3を過ぎたということになります。

 

どういうことか。

 

グループリーグは全部で48試合あります。

この計算方法は数学で言う「組み合わせ」によるものですが、ここでは割愛しましょう。

 

問題は、決勝トーナメントは15試合であるということです。

 

いえ、15試合であると、考えなくてもわかる、決まっている、ということです。

 

もったいぶる必要はありません。

 

要するに、トーナメントは優勝チーム「以外」が負けることで完結するため、その試合総数は、

 

出場チーム数-1

 

とするだけで計算できてしまうのです。

 

当然ベスト16によるトーナメントであれば、16-1=15が試合総数です。

 

言われてみれば、ふーんなるほど、と思うだけなのですが、私は当初どうも腑に落ちませんでした。

 

シードがある場合はどうなの?と思ってしまったのです。

 

でも、シードのからくりも簡単で、1回戦の試合数が減って、その分2回戦の試合数が増えるだけなのです。

 

こういうことが、即座に峻別できたり、イメージできる人が、いわゆる「頭がいい」人なんでしょうね。

 

私が最も苦手とすることがそういった即座の峻別やイメージすることです。

それゆえ相手に聞き返してイライラさせることがしばしばあります。

 

ですが、「出場チーム数-1」という知識を増やしていく人生よりは、「2回戦はどうなの?」と思ってしまう人生、あれこれ思いを巡らし寄り道をする人生の方が、私はしっくりきますね。