アイスコーヒーが好きで、いわゆる「カフェ」によく行きます。
「いわゆる『カフェ』」と書いたのは、きどっているようで恥ずかしかったからです。
スタバ、タリーズ、ドトール、ベローチェ、純喫茶・・・、色々ありますが、求めるのはコーヒーの味よりも、リラックスしたひとときです。
もっと言うと、のんきにカフェに行けるくらいの精神状態がいいんですよね。
さながらカフェは精神状態のバロメーターです。
さて、アイスコーヒーです。
最近スタバやタリーズではアイスコーヒーが紙コップで出ます。ストローは付きません。プラスチックゴミの削減が目的のようです。
エコが理由となると、私に抗弁できることはありません。
抗弁、と書きました。
こっそり書きます。
そうです、紙コップで飲むアイスコーヒー、全くおいしくありません。
おいしくいただけません。
やはりガラスのグラスで飲まないと雰囲気が出ないのです。
ついでに、ガラスのグラスと表現しないと雰囲気を表現できないのです。
あの、時間とともににじみ出す水滴、濃い茶色の液体の中をたゆたう氷、そしてそのぶつかりあう音、それらがリラックスしたひとときををもたらしてくれているのです。
味は二の次です。
余談ですが、高橋幸宏さんの曲に「Glass」という曲がありますが、日本語表記は「ガラス」です。
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高橋幸宏さんの曲のなかでも屈指の名曲です。
カフェのアイスコーヒーが全て紙コップで出される時代だったらあの名曲は生まれなかったかもしれません。
かく言う今、私はタリーズでこの記事を書きながらアイスコーヒーを飲んでいます、もちろん紙コップで。
そして隣の席では女性がカタカタ音をたてて貧乏ゆすりをしています。
私は席を立ちます。
やはりカフェは雰囲気です。