苦手なイチ

このブログでいろいろな苦手なもの、言葉などについて書いてきました。

 

今日は私が苦手な「字」について書いてみたいと思います。

 

私は、字については上手くもないが下手でもない、といったところですが苦手な字があります。

 

「1」

 

です。

 

漢数字の「一」ではなく算用数字の「1」です。

 

かつて、かの極真空手大山倍達総裁は正拳の握り方に苦悩したとかしないとか。

でも私のはそんな達人の域の話ではなく、単純にうまく「1」が書けないのです。

 

例えば「機械」、なんていう漢字は一見難しそうでですが、いくつか画数が多くパーツがあったりするので、リカバリーが効くしごまかしが効くのです。

 

ということはそうです。

 

「1」はリカバリーが効かないしごまかしが効かないのです。

 

わずか5mm程度の直線がうまく引けないのです。

 

そしてもうひとつ、わたしがもっとも苦手な字を発表したいと思います。

 

「11」です。

 

地獄です。

 

一本でもうまく引けない直線を2本引かなければならない、しかも互いにバランスを取りながら。

 

地獄です。

 

普段「11」を手書きするような場面ではもう割り切って定規で書こうかと思うくらいです。

 

もうお気づきかと思うのですが、ここまで苦手意識を持ってしまった今、「11」を書くシチュエーションに遭遇した際は緊張感が高まり、もううまく書くことはできません。技術的なものよりも、ある種イップスのようなものです。

それが証拠に漢数字の「一」や「二」は苦手意識がないため遭遇時の緊張感もなく、そこまで下手にはなりません。

 

 

「1」をうまく書けない。

 

何かを象徴しているような気がします。

 

無意識に基本を疎かにしてしまう自分でしょうか。

 

余計なことを考えて、中途半端になってしまう自分でしょうか。