先日、とある金曜にシゴトでうっかりをやらかしました。
3か月に1回だけ発生するイベントを忘れてしまっていたのです。
このイベントを怠ると、委託先へのお支払い金額が正しく計算されず、多く支払われてしまいます。
水際で気づいたため、正しい金額を送金できたのですが、関係部署には白い目で見られてしまいました。これはしょうがない。甘んじて受けます。
話は続きます。
反省しながら帰宅し、一夜明けた土曜の夕方。パジャマのままベッドで寝転がっていた私は急に不安になりました。
「3か月に1回だけ発生するイベント」・・・。
3か月前は大丈夫だっただろうか、その3か月前は大丈夫だっただろうか、さらにその3か月前は・・・。
その刹那私がとった行動は、そうです。
着替えです。
カイシャに行って、3か月ごとのイベントの履歴を確認することにしたのです。
もちろん髪は寝グセのままで。
カイシャに着きます。
イベントを正しく実行したか否かは、書庫にしまってある関係書類を見れば一目瞭然です。
当然のことですが、こっそり休日にカイシャに行くなんて、望ましいことではありません。
気持ちはさながら、大沢在昌の名作「走らなあかん、夜明けまで」です。
関係書類は時系列でファイリングしてあります。
1枚いちまい時系列を遡りながらめくります。
3か月前・・・、オッケー!
6か月前・・・、これもオッケー!
そのようにして私が担当になってからの全期間、そのイベントは問題なく行われていたことが確認できました。
危なかった。
この話の教訓は以下のとおりです。
トラブルが発生したらすべきこと。
そのトラブルのリカバリー。
そして、類似の案件は大丈夫か確認。
私が怠ったのはこの確認です。
そして再発防止策の検討、実施。
自信はなくなっていきますが、謙虚さは少し増えたかもしれない、せめてそう考えて、誰もいない土曜日のカイシャを後にしました。