鼻中隔側弯症 ① 手術前

私は物心ついたころから鼻がつまりがちで、鼻水もよく出る体質でした。

 

ところが、今思えば地方から東京に出て暮らすようになりそれが和らいだような気がします。田舎の花粉か何かが合わなかったのでしょう。

それが証拠に東京から実家に帰省すると、それまで落ち着いていた鼻の具合が悪くなってしまうのです。

 

そんな東京で暮らす私の鼻のコンディションですが、鼻呼吸もなんとかできるのですが、体調を崩すきっかけが口を開けて寝てしまったときにのどをやられて、というパターンが多く、標準より機能が劣っているんだろうなという自覚がありました。

 

そこで昨年9月上旬、別の要件でクリニックに訪れたとき、私は先生に思い切って訊いてみました。

 

「私は鼻中側弯症ではないかと思うのですが・・・。」

 

先生は器具を使い私の鼻を見るや否や「おっしゃるとおりです。」

 

やはりそうかと落胆した私ですが、一方でうれしさも芽生えました。

 

それは、現状の鼻の状態はさほど苦も無く暮らしているので、そこに鼻の状態が万全になったら・・・。呼吸も楽になるし、スタミナやメンタルにも好影響が出るはず!

そう思ったのです。

 

そのクリニックでは手術まではしていないということでしたので、改めて情報を調べ、しっかり治療してくれそうなクリニックをみつけ、10月上旬にそこに向かうことにしました。

 

そこでの先生の診断は、やはり鼻中隔側弯症。

 

2週間分の薬を処方され、2週間後改めて検査し、手術の検討を行うことになりました。

そして2週間後、10月下旬、薬の服用を経ても状況が変わらずということで改めて手術することが決定しました。

 

それからは薬の服用は継続しつつ12月下旬、CTをとり最終的な手術の方針が決まりました。

鼻中隔側弯症もさることながら副鼻腔炎の方がひどいということで、そちらの処置もするというものです。

要は、鼻呼吸の邪魔をしている、でっぱり、ポリープを取り除くというものです。

 

手術日は3月中旬に決まりました。

仕事が立て込む時期ではありますが、万全なコンディションをつくった方が仕事もうまくいくと考えての決断です。

 

10月から年明けにかけて39度級発熱を伴う体調不良に4度見舞われ、極めつけはコロナにり患したりというアクシデントに襲われながらも手術当日を迎えます。なお、これらの体調不良も、きっかけは口を開けて寝た際ののどの痛みからでしたので、この手術は大いに意味がありそうです。

 

手術当日。

前日22時過ぎまでの残業で疲れはありましたが、その割に体調は問題なし。あとは医師に全てを任せます。

 

 

つづく