鼻中隔側弯症 ⑥ 再処置

⑤はこちらです。

 

 

 

右の鼻に再設置されたスポンジを除去する日です。

 

予約は15時からでしたので、その日は14時すぎまで仕事をして早退しクリニックに向かいました。この時点では変わらず、満足に水も飲めず微熱もありつらい状況が続きます。

 

クリニック到着。

受付を済ませた後、前回は大量の出血がありましたので今回は手術着に着替えさせてもらいました。

 

そして定刻を迎えます。

 

 

医師が、気持ち前回よりもゆっくりとスポンジを除去。

 

 

今回は出血はありませんでした。

 

そして前回同様、右の鼻からもクリニックのオキシドール系のにおいを感じました。

 

そして、吸引やその他の処置を行い本日の治療は完了。

 

不完全ながらもようやく一週間ぶりに鼻呼吸ができました。

 

ただ、術後のむくみがかなりあるため、鼻呼吸はまだ術前のレベルにも戻っていません。

とは言えこの時点で水が普通に飲めるようになったし喋ることもできるようになりました。

相対的に体の軽さを覚えた私はそのまま職場に戻り夜遅くまで残業をしました。

 

残業がつらくないと感じたのはおそらく初めてです。

頭も回るようになってきました。

 

 

そこからは、頭痛は続くものの体調は少しずつ戻っていきました。

しかしながら、気になることがあります。

それは、嗅覚がほぼないことです。

尾籠な話ですがトイレのにおいも感じ取ることができません。

さらには、嗅覚に連動しているのでしょうが、味覚も通常の半分ほどしかなくなってしまっています。

 

そんな状態ではありましたが、スポンジの完全除去から1週間。

経過観察で通院。

そこで鼻腔内に残していた綿も除去し、晴れて体から異物はなくなりました。

 

やはりまだむくみがひどいため鼻呼吸の具合は十分ではありませんし、しばらくは週に1度の通院が続きますがこれでひと段落。

 

2週間ほどの密度の濃い旅でした。

 

一連の治療のつらさはだいたいおわかりいただけたかと思うのですが、読んでくださった皆さんが関心があるのは、実際のところ術後どうなったのか、効果はあったのか、やってよかったのかやらなければよかったのか、といったところだと思います。

そのあたりは1か月、2か月と長期的な経過観察が必要でしょう。

時間をおいてまた書いてみたいと思います。

 

ひとまず連載は終了です。