エスペラント語と音楽

シンセサイザーサンプラーを用いて音楽をつくってYouTubeで公開しています。

作曲の際に使用する楽器はROLANDYAMAHAKORGAKAIなどのブランドが多いのですが、これらのブランドの共通点は何でしょうか。

 

そうです。

 

日本のブランド、ということです。

 

これらのブランドは日本のメーカーでありながら、特に電子音楽の分野では世界でもトップクラスのシェア、人気、実力を兼ね備えており、世界標準となっています。

いわば、世界中のクリエイターたちがこれらのブランドの楽器を使って作品をつくり、発表しているのです。

さながら、それらのブランドは、世界共通言語であるエスペラント語の様相を呈しています。

 

 

無論彼らはこれらのブランドの新商品の情報を逐一チェックしています。

 

私はこの、世界中のクリエイターが同じ楽器を使って各々創意工夫を凝らし作品を作り発表する、という流れがすごく好きです。

老若男女、世界中のクリエイターたちが、いい音を奏でることのできる楽器の登場を心待ちにし、キラキラ目を輝かせてその発売を待つ。

そして、自分の好きな音や機能を追い求め、作品をつくり世界中のリスナーに向けて発表する。

なんだかさわやかに感じるのです。

 

ところで、そのYouTubeにおけるクリエイターたちの音楽作品ですが、再生回数に大きく影響するものがあります。

それは、使用した楽器の人気と、その楽器が発売されてからの経過時間です。

前者が再生回数に大きな影響を持つのは言うまでもないのですが、後者が影響を持つということはどういうことか。

そうです。

世界中のクリエイターたちが、気になる楽器の使い方や奏でることのできる音の様子を調べ、購入するか否かの参考にしようとしているのです。

 

先日とある電子ドラムが発売になるという情報がありました。

私はそれを情報解禁日に知り、「良さそうだ」と踏んで予約開始日に予約しました。なんでもほとんどの店舗で予約開始日にもう初回ロットは売り切れになったとか。

私の狙いは、発売日にその電子ドラムを購入し、それを使って即座に作品を発表する、というものです。

発売日当日、私は運悪く残業になったのですが予約していた楽器店に閉店間際にたどり着き、何とか発売日当日にその電子ドラムを手に入れることができました。

 

帰宅後、食事もそこそこに、マニュアルを見てその電子ドラムの使い方を調べます。

私は興味を持ったことには気持ち悪いほどにのめりこんで集中力を発揮するので、だいたい1日で使い方は覚えました。

そして、翌日、即興作品ではありますが何となく1曲できました。

そしてさらに翌々日、自分なりにリハーサルを踏まえ、演奏、撮影が完了、作品をYouTubeで公開することができました。

 

その結果は・・・、高評価こそ少ないものの再生回数は、当社比ではありますが過去最大だった過去作品の2倍のペースで推移し、今なお増え続けています。私の狙いはある程度達成できたことになります。

 

聞くところによるとその電子ドラムは今なお品薄とのことです。

そして今週末は3連休。

その電子ドラムを使った第2弾の作品を公開したいところです。