私はあまり大きな声でしゃべるのが得意ではないため、会話の中で相手によく聞き返されます。
それではいけないと思い、極力大きな声で話すようにしているのですが、デフォルトの大きさが小さいためすぐ元の小さな声に戻ってしまいます。
さて、その「聞き返される」ということ。
聞き返されるのは私に非があるのは言うまでもないとして、一番良い「聞き返し方」はなんでしょうか。
ざっと挙げてみます。
「え?」、「は?」、「はい?」、「なに?」
こんなところでしょうか。
多分に声のトーンによるところも大きいのですが、よく聞き返される私からすると、この中なら「え?」が最もダメージが少ないです。
逆に最もダメージがあるのが「は?」あるいは「はい?」です。
どうも憤りをそのままぶつけられたような気になってしまいます。特に「はい?」の「い?」の部分を語尾上げで聞き返された暁には、その日はもう何も手につきません。
逆に私が聞き返すときは、極力ポップに「なになに?」なんて言ってみます。
私の聞き返しが、相手にダメージになっていないことを願います。
ところで、「声のトーン」と書きましたが、議論において声のトーンは多分にその方向性を左右します。
もっともらしいトーン、そしてフレーズを言う人はいて、彼らの意見は通りやすいものです。
私はだいぶ前にそのことに気づき、「トーンバイアス」にとらわれないで話を聞くようになりました。すると・・・、その意見がよく通る人たちは、往々にして大したことを言っていないことがわかります。あまつさえ、誤った意見を言っていることすらあります。
人間はヒステリックな生き物、そういうことです。