ブレーンバスター問題

久々にプロレスのことを書きます。

 

私は筋金入りのプロレスファンですが、やはり四天王プロレスストロングスタイルで育った身としては、昨今のアメリカンプロレスは好きになれません。

 

そんなわけでかつての様にリアルタイムでプロレスを追うことをしなくなった私ですが、自分のペースで情報を集めては、気になった選手のことなどを調べています。

すると、ここ最近気になって調べた二人の選手、中嶋勝彦選手、ジェイク・リー選手のフィニッシュホールドがそれぞれ、バーティカルスパイク、D4Cというらしいのでどんな技かさらに調べてみました。

 

すると、そうです。

 

その2つの技は、実のところは共に垂直落下式ブレーンバスターだったのです。

 

これは問題です。

 

いえ、垂直落下式ブレーンバスターをフィニッシュホールドにすること自体は何の問題もありません。

 

問題は、各々が、勝手に違う名前を付けて、ちょっと回転しているなどの見た人に認識できない「アレンジ」を加えたとして、オリジナルフィニッシュホールドを謳っていることなのです。

 

これはいただけない。

 

その理屈なら、冬木スペシャルを超えることはできません。

 

そもそも技の見た目に説得力なし。

 

かつて、かの破壊王橋本真也選手はそのフィニッシュホールドとして「垂直落下式DDT 」という技を用いていました。

もうおわかりでしょう。垂直落下式DDTは垂直落下式ブレーンバスターです。

いわくステップがDDTのそれらしいのですが、ブレーンバスターです。

ですが、やはり説得力があったのです。技に説得力があるから垂直落下式ブレーンバスターではなく垂直落下式DDTなのです。

 

D4Cというネーミングに至っては、詳細は省きますが、ジョジョの奇妙な冒険において引用されたネタの引用、いえパクリです。

 

ジェイク・リー選手。

そのマイクパフォーマンスがくせになるおもしろい選手です。

しかしD4Cのみならずそのファイトスタイルは、中邑真輔選手のパクリであることは一目瞭然。

 

この度NOAHに主戦場を移したとのこと。

いつも言っていますが、パクリでも良しとしましょう。

問題は説得力。パクリだけで説得力は出せるものではありません。

 

ジェイク・リー選手。そのユニークなマイクパフォーマンスにレスリングが追い付いてくるか、正念場です。

 

 

 

「生皮 あるセクシャルハラスメントの光景」 井上 荒野

各所での評価が高かったことから読んでみた作品です。

ネタバレありの読書感想です。

あまり期待しないで、読書の守備範囲が広がれば、という思いで読みましたが最後まで読むのが苦痛でした。

 

感想を書くのも苦痛ですが、記録用という意味でも少しだけ書きます。

 

まず、件の講師先生のしたことは、絶対的主従関係のもとに性的関係を強要しているだけなので最初から最後まで少しも共感できません。気に入った、いえ、ポテンツした女性生徒のみ下の名前で呼んでデレデレする描写は気持ち悪いの一言。

 

この作品は、只中にいた女性達が、あれは苦痛だったと気づき再生に向けて歩みだす物語ですが、被害女性達の心の再生に寄り添うことに腐心するあまり、物語、読者に訴えるものがなく、これであればネット上に無料で読める実話記事を読んだほうがまし。

 

最後の、ギクシャクしていた夫婦が仲直りし再生に向けて歩みだす描写も一緒に入浴し、キャハハ、とイチャイチャするだけでなんの深みもなし。夫婦間の秘事という難易度の高い描写に失敗するのみ。

 

いつも書いていますが、作品のテーマはなんでもいいし、荒唐無稽な設定でもいいんです。イチャイチャする描写でも構いません。ただそれを読者に上手に届けていただきたい。この作家にはそれができていません。

被害女性の苦しみ、加害男性の醜悪、それは描かれていましたが、それらは小説の素材にすぎません。素材は調理しなければ人前に出すべきではないのです。

 

たまたま手に取った作家の作品でしたが、今後、この作家の作品を読むことはないでしょう。

 

 

東京スカパラダイスオーケストラ

私の苦手とすることに、人の話を聴いたときや、文字を読んだときに即座に意味を理解することがあります。

 

かつて学生のころ、国語の授業で音読を指示された直後に内容について質問されようものなら一大事です。

なぜなら、私にとって音読は喉を震わせ空気を振動させ音を発する行為以外の何物でもなく、内容を理解するのは全く別の行為だからです。

 

では、文字を読んだとき、私の頭はそれをどう認識しているか。

 

簡単に言うと、アルファベットで入ってくるようなものです。

 

例えば「寒い」という言葉を聴いたとき、文字を読んだとき。

私の頭は「SAMUI」という、いわば音声情報、あるいは文字の図形、画像として認識するのです。

「温度が低く感じる」という意味は、じっくり吟味しないと入ってこないのです。

(さすがに、「寒い」くらいなじみのある言葉であれば認識できますけどね。)

 

この現象によって、相手をイライラさせてしまうことがしばしばあるのですが、申し訳ないと思いつつどうしようもありません。現状を認識して必死でついていくしかありません。

 

タイトルの、東京スカパラダイスオーケストラスカパラです。

 

上記の理由により、私はこのユニット名が「東京」、彼らの音楽のジャンル名となる、「スカ」、そして「パラダイス」、「オーケストラ」という4つの言葉でできていると、最近まで気づきませんでした。

 

余談ですが、「スカパラ」という略称は当然知っていたので、「スカパラダイスオーケストラ」は「スカパラ」、「ダイスオーケストラ」で区切るものだと思っていました。

 

「ダイス」、すなわち「dice」、すなわちサイコロオーケストラなんてかわいい気がします。

 

私がユニットを組むときのユニット名の候補にしたいと思います。

 

 

キャンパスノートとビートルズ

長年の疑問があります。

 

ノートをとる・・・、ってなんですか?

 

大学のころ、試験前になると、いわゆる優秀な人の「ノート」のコピーを手に入れることに皆躍起となります。

 

私はなりませんでした。

そもそもそんなものをもらえるような人脈がなかったのは言うまでもありません。

 

 

そんな私ですが、おせっかいな人がその「ノート」のコピーををくれたことがあります。

 

私はさぞすごいことが書いてあるのだろうと、ある種興味津々でノートを開いたのですがびっくりしました。

 

そうです。

 

教科書に書いてあることと同じことが書いてあるだけなのです。

 

そもそも教科書の大事な部分はご丁寧に最初から太字で記されています。

 

件の「ノート」をいただいた教科の試験に私はまあまあいい点数で合格しました。

無論私が参考にしたのは「ノート」ではなく教科書です。そして、その太字部分です。

 

それを考えると、学校でより重要なのは、授業ではなく友人との出会いや部活動のほうなのかもしれません。なぜなら、授業で先生が話すことは教科書に書いてあるのですから。

 

ただし、眠い授業の最中にノートの上の余白につける、ビートルズの好きな曲ベスト10。これは重要です。

当然日ごとに違うし、1時間目と5時間目ですら変わってきます。

だんだんマンネリ化してくると、条件を付けたくなります。「ポール作品のベスト10」、「ジョン作品のベスト10」、「バラードのベスト10」など、あの余白には無限の宇宙が広がっているのです。

 

 

話がそれました。

 

コピーを手に入れた彼氏彼女たちは、一様に安心した表情で試験勉強をしにマクドナルドに向かいます。

 

試験前に学生が躍起になって集めていたもの、それは「ノート」ではなく、試験に向けて自分はみんなと同じことをしているという、安心感だったのです。

 

 

 

苦手なこと

私が苦手とすることに次の2つがあります。

 

それは、手続きと責任です。

 

最も苦手です。

 

今、手続き、とタイプしただけで苦しくなりました。

 

だらしないとか無責任とかそういったことは、ここでは置いておきましょう。

 

どうにもムリなのです。

 

できないのです。

 

頭が働かない。

 

誰しもそうでしょうが、興味があることは覚えられる、そして逆もまた然り。

私の場合はそれが極端なのです。

 

私が興味があることといえば、ブログのタイトルにもあるように、読書、音楽、旅などで、これらのことであれば、自分でも気味が悪いほど頭に入ってきます。

 

ということは、その逆はその逆なのです。自分でもあきれるほど頭に入ってきません。

 

では、仕事はどうか。

当然後者です。頭に入ってこないほうのカテゴリーです。

 

病気と言ってもいいでしょう。

診断名が付くか否かの違いです。

 

今、だいぶ認知されるようになってきた、LGBTQなどと同じで、将来的にはこの症状にはきちんと診断名が命名されると思います。

サバン症候群というものもありますが、もっと根源的な症状としての診断名が下される日を、私は心待ちにしています。