ジュード・ロウの怪

もうずっと思っていることですが、いい映画に出会いたいです。

 

私は音楽や読書、美術などが好きですが、映画はそこまででもなく、人に「〇〇という作品が好きなんです」と言えるような作品もあまりありません。

見る本数も年に数本と言ったところです。

単純に、映画は「これから2時間弱画面の前から離れられない」という事実がプレッシャーになってしまうこともあります。

もちろん逆もまた然りで、その世界観に「2時間浸ることができる」という良さもあるんですけどね。

 

本題に移ります。

 

先日たまたま映画が好きだという方と話す機会があったので、おすすめ作品を何本か教えてもらいました。

そこで早速その週末、早起きしておすすめの中から1本見てみたところとても面白く、週末の早起きが苦手な私ですがとても有意義な時間を過ごすことができました。

 

気分がよくなった私は、その映画好きな方にこちらからもおすすめできるものはないかと、まず過去に見て好きだった作品として「マイ・ブルーベリー・ナイツ」をメモしておきます。

 

次に、かねてから見そびれていた「グランド・ブダペスト・ホテル」を見たところ、それもまあまあ楽しめました。

 

さらに私は作品を見続けます。

 

次に見てみたのは90年代の作品ですが「ガタカ」という作品です。

インターネット黎明期の作品ともいえるもので若干気になるところもありましたが、これも楽しめました。

映画がエンディングを迎えクレジットが流れます。

 

 

ジュード・ロウ

 

 

そうです。

かの人気俳優ジュード・ロウが主要キャストとして出ていることに作品を見終えてから私は気づきました。

 

もうお気づきでしょう。

 

マイ・ブルーベリー・ナイツ」、「グランド・ブダペスト・ホテル」、「ガタカ」。

いずれも主要キャストとしてジュード・ロウが出ているのです。

たくさんの作品に出演している氏ですので、たまたまと言えばそれまでですが、見た作品が少ない、かつ直近で触れた母数が少ない私にとってこの遭遇率の高さは異常です。

 

夢の中にクラスメイトの女の子が登場したらちょっと意識してしまうのと同じ理屈で、軽くジュード・ロウのファンになってしまっている私がいます。

とは言え、いくらファンになったからと言っても、決して私は氏のWikipediaなぞ見ることはありません。

なぜなら、私が次に見る作品にはジュード・ロウは当然のごとく出演しているからです。

 

例えば地方に出張した夜のビジネスホテル。

大役を果たした私がドーミーインの一室で何とはなしにチョイスした1作の映画。

ジュード・ロウが出ていることに特に驚きはありません。

 

例えば私が何かのきっかけで氏が出演している作品にエキストラとして出演したその日。体格のいいアメリカ人たちに阻まれて氏の姿を見ることはできません。

しかし、その帰りの飛行機の中、機内食を食べながら寝ぼけ眼でチョイスした機内放送の映画、そこにはジュード・ロウが出演しています。

 

 

 

そう、私がどんな作品をチョイスしても、そこにはジュード・ロウがいるのです。